A:通常、土地建物を取得した価格より高く売却できた場合その差額に経費を差し引いた利益に対して譲渡所得税が課税されますが、住宅の場合、利益が3,000万円までは特別控除があり課税されません。もっとも、3,000万円超の利益に対して、所有期間にもよりますが20%~39%が課税(住民税含む)されます。経費は、仲介手数料が売買代金の3%+6万円と消費税、登記費用は物件の固定資産税評価額にもよりますが、一般的に20万円前後くらいです。あと、契約書に貼る印紙代が数万円程度必要です。また、必要に応じて地積測量を行う場合はその費用を計上しておいてください。当社の場合は買主と折半負担でお願いしております。目安としてどのくらいの費用を差し引いて手元に残るのか概算でシュミレーションしてみました。

例:自宅を3,000万円で売却した場合(残債は無し)

売買代金   3,000万円
取得費    2,000万円
売却益    1,000万円
譲渡所得税  0万円 → 売却益—(取得費+経費)が3,000万円以下の為
仲介手数料  1,056,000円 → 3,000万円×3%+6万円+消費税(10%)
登記費用   20万円
印紙代    1万円
測量費    10万円(折半負担)

手元に残る資金は、
3,000万円ー(1,056,000円+200,000円+10,000円+100,000)=28,634,000円
となります。