不動産査定 ハウマッチ 第269回

皆さんこんにちは！又吉 未乃です！

こんにちは。オロク商会の 具志 浩和 です。
さあ、みのちゃん、今週も不動産売却の疑問や不安に、わかりやすく答えていきましょう！

はい、よろしくお願いします！
今月は「軍用地」について伺っておりますが、先週は軍用地料の歴史についてお話しいただきましたよね。
今週は、軍用地と一般的な不動産（土地）との違いについて教えていただけますか？

わかりました。今日は、一般の不動産と軍用地の違いについて解説していきたいと思います。

はい、お願いします！

まず、軍用地も不動産には変わりありません。もともとは、宅地だったり畑だったり、普通の土地だったものが軍用地として接収されたものです。
当然、所有者もいるし、登記もできるし、売ったり買ったりもできます。
ただし、軍用地には用途の制限がある点が大きな違いです。

普通の土地とあまり変わらないように思えますが…。

そうですね。ただ、まず一つ目は、自己使用ができないという点。
自分で住んだり、活用したりということはできません。用途は、地料収入を得る投資用の不動産ということになります。

なるほど…自分で使えないって、ちょっと不思議な感覚ですね。

二つ目は、自分の土地なのに立ち入ることができないという点です。
これは防衛上の制約によるもので、地主の方でも実際にその土地を見たことがない、というケースが多いんですよ。
購入の際も、地図や航空写真で確認するしかないんです。

えぇーっ、現地を見られないまま購入するなんて、ちょっとドキドキしますね…！

その分、軍用地ならではのメリットがあります。
まず管理がいらない。アパートのように定期的な修繕や管理費がかからない、いわば「ほったらかし」でOKです。

さらに、借り手が国なので、空室リスクや家賃滞納といった心配がありません。これも大きな安心材料ですよね。

それは安心ですね～！

そして一番のメリットは、地料が毎年、複利で上昇していくという点。
利回り自体は2％程度と控えめですが、長期的に保有することで含み益が増えて、資産価値の成長も実感しやすくなります。
このあたりが、軍用地が“知る人ぞ知る人気の投資先”である理由なんです。

じっくり持つことで、価値が育っていくんですね。まさに“寝かせる”投資！

ということで、今日は軍用地と一般不動産の違いについてご紹介しました。
ぜひ参考にされてみてください。本日は以上になります。

具志社長、今週もわかりやすい解説ありがとうございました！

ありがとうございました。また来週！