不動産査定 ハウマッチ 第273回

皆さんこんにちは！又吉 未乃です！

こんにちは。オロク商会の具志 浩和です。 さあ、みのちゃん、今週も不動産売却の疑問や不安に、わかりやすく答えていきましょう！

はい、よろしくお願いします！ 今月は、借地について 貸す側、借りる側双方のメリット・デメリットなど伺っています。 オロク商会では借地であっても売却の相談に乗ってもらえるんでしょうか？

もちろんです。 オロク商会でも年間数件の借地物件を取り扱っています。 借りている側からの売却の依頼がほとんどですが、底地権者つまり貸している地主からの相談ももちろん、あります。

借地権者は、つまり借りている側からの売却の内訳は、建物はご自身の所有で土地は借地権、つまり借地権付き建物の売却になります。

借地権付きの建物の売却、聞いたことはあるけどやっぱり少し難しそうですよね。

最近の特徴は、建物の所有者が高齢になり施設へ移転したとか相続により子供が取得したけど利用する予定がないとかの売却相談が多くなりました。

どうしても、借地ならではの制限がかかってきます。銀行の担保評価や建物の経年劣化など完全所有権物件にくらべてハードルは高くなってきますよね。

なるほど……だからこそ価格の魅力をどう伝えるかが大事なんですね。

はい。価格面でのお求めやすさをどうパフォーマンスできるかが流通性のカギになってくると思われます。

借地権の売却にあたって注意を要するのは、地主さんの承諾が必要になってくることです。 一部、許可がいらないケースもありますが、ほとんどの場合必要になってきます。 一般的には、買主が承諾料を地主に支払って負担を負うことになります。

地主さんの理解も不可欠なんですね。

あと、もう一方の底地の売却にも触れておきましょう。 底地の売却先は、かなり限定的になります。 借地人に買取の打診をしていくことになりますが、価格の折り合いに難航するケースがしばしばあります。 立地が良ければ、いずれ来る契約の終了を待つのも方法ですし、そこは相談しながら見極めていくことになります。

借地の世界もなかなか奥が深いですね……！

ということで、今月は軍用地以外の借地物件の売却について話をすすめてきましたが、いかがだったでしょうか？ 借地物件も淘汰が進んできましたが戦後の住宅不足や地主制度のなごりで、まだ、借地権不動産が存在するのも一定数あります。 しくみとリスクを理解して慎重に取り扱うのが賢明ですので専門家と相談しながら進めていくことをお勧めいたします。 本日は以上です。

具志社長、今週もありがとうございました！

ありがとうございました。また来週！