不動産査定 ハウマッチ 第289回

こんにちは。オロク商会の具志浩和です。
さあ、ミノちゃん、今週も不動産売却の疑問や不安に、わかりやすく答えていきましょう！

よろしくお願いします！
実は私の友人が、実家のリフォームに結構お金がかかったって言ってて…。
「立て替えじゃなくて？」って聞いたら、「再建築不可なんだよ」と言われたんです。
あの、再建築不可なのにリフォームってできるんですか？

確かにね。不動産っていろんなケースがありますが、
ご指摘のような「再建築不可」や「不適格物件」と呼ばれる、
いまの法的基準を満たしていない土地や建物って、実際に存在しているんです。

ミノちゃん、建築するためには「建築基準法」という法律に適合させる必要があるんです。
でも、この法律ができたタイミングや、改正された時期と、家を建てた時期がズレていた場合…
当時はOKでも、あとから不適合になるってケースがあるんですね。

えっ、建てた時は問題なくても、あとからNGになっちゃうんですか！？

そう。たとえば「道路に接していない」とか、「用途地域に合っていない」など。
こういった条件に当てはまると、今のままでは再建築が難しいんです。
で、その場合、法律に合うような対策が必要になるんだけど、
これも実際には限界があって、なかなか難しいんですよ。

だから「じゃあリフォームだけでも…」っていう流れになるわけですね。

ここがポイントなんですが、「再建築不可物件」はやっぱりハードルが高い。
そして、ミノちゃんの質問。「再建築不可でもリフォームできるの？」については、
建築確認申請が不要な範囲であれば可能というのが原則です。

なるほど～！ちょっとならできるんですね(＾ー＾)

でも現実には、かなり限定的なリフォームに限られるんです。
また、こういった物件はローンが組みにくかったり、売却価格が下がってしまったり、
そもそも買い手が見つからないケースもある。
資産価値が毀損しているリスクの高い不動産、ということになりますね。

そうなんですね…ちょっと怖いかも…

今日は「再建築不可物件」についてお話してきましたが、
値段が安いからといってすぐに飛びつくのはやめて、
まずは慎重に調べて、専門家に相談することをおすすめします。

参考になりました！今週もありがとうございました！

ありがとうございました。また来週！